分離一個体化理論(マーラー)
3歳までに、下記の5つの過程(分離体験)を得て、一つの個体として自我を持つ。
①文化の段階
4.5カ月 新生児微笑から社会的微笑に変わる。
(新生児微笑みとは、可愛がってもらおうと感情関係なく、本能的に笑う※諸説あり)
6カ月 親をもっと見ようと顔や鼻を触る、近づいたり顔を反らして離れようとする
7カ月 人見知り(照合)
②初期練習段階
親を『安全基地』として、ハイハイで探索を始める
離れたり戻ったりする
③本来の練習段階
歩行し、物を手に入れたり離す
親から離れて没頭し、環境の探索をする
自我が急速に発達
④最接近段階:18〜24カ月
親と自分は別だと認識する
抱き上げられると飛び出そうとする
↑母親との再結合の願望と、母親に再び飲み込まれる恐怖との葛藤状態
※ここで欲求が満たされなかったり、自ら克服出来ないと、後の青年期の性格に影響。
④個体化段階
母親を心的対象とする
(不在でも良いイメージを保持でき、母親から離れて遊ぶことができる)
良い母親も悪い母親も同一人物として認識する
以上、覚え書き。