【心理】アタッチメント理論(愛着理論)
小児心理学と看護という本を見つけて興味深かったので、まとめて抜粋。
乳幼児(生後主に6〜24ヵ月の間)、
養育者(母や父)と親密な関係を築かなければ、
その後の人格形成、社会的、心理学的な問題
(問題は後半にモデルとして記載)を抱えるようになる。
特に生後1年間は、自分の要求を養育者が満たしてくれたかどうかに基づき、
その後の依存傾向や人間関係がパターン化する。
養育者が要求を満たしてくれて、信頼できると子供の愛着は安定する。
信頼できないと不安定になる。
以下、4つのモデル。
※2歳頃以降のパターンです※
●安定型…養育者(母または父)を安全基地とし、探索行動をし、行動範囲を拡大する→安全基地に戻る の繰り返し。
こんな感じ?
🏠安全基地⇆ 🌳探索・冒険🏃♀️
●不安定 両価型…養育者から離れようとしない。泣き叫ぶ。
●不安定 回避型…養育者を避ける。他の子を虐める。
●不安定 混乱型…養育者に奇妙な行動をとる。現れると混乱している。
養育者が要求を満たしてくれない時、
強い見捨てられ感や不安感を抱く。
のちに、対象世界を『良い(好き)』『悪い(嫌い)』の二極化でしか判断する思考が癖付き、
グレーゾーンがないため、人間関係や行動が不安定になる。
例えば、
『今日は●●だったけど、●●なこともあったからラッキー』
『●●さんはこんなところが嫌だけど、こういう長所もある人』
と捉えられず、
『なんて運が悪い日!』『●●さんなんて嫌い!』というふうに常に二極化してしまう。
社会的にも生きづらくなる。
心理学って面白いね。
人を人として、たらしめることができるのは愛情ですね。